更新日:2018年07月29日

【トラック運送業の現状について】 

トラック運送業は、少子高齢化や免許問題でドライバー不足が言われています。
確かに、労働人口が減少し、運送業界で働きたい希望者も少ない現状があります。

運送会社は規制緩和以降3万社から6万社に増加し、保有台数も10台以下が大半であり、
運送業者間の「荷」の取り合いなど仕事の競争の結果、
5割から6割の会社が赤字経営で苦しい状況が続いています。

毎年、廃業と新規参入が同じ数の運送会社の出入りが続いています。

交通事故を考えると、トラックの交通事故は1回起きると被害が大きく、
公共交通機能を時としてマヒさせることで社会的な責任も重くなっています。

一方、日本経済の基幹産業を支えているのは、運送業であり、
輸送のおよそ9割を占めています。

その理由の一つは、海上輸送や貨車による商品の移動は大量に運べますが、
海上では岸壁から荷揚げ、貨車もトラックへの積み替えなどハンドリングが増えることで、
トラック輸送の利点である、ドアーツードアーで
商品が届く便利さがあることでトラック輸送利用が減りません。

更に、インターネットの普及で小口配送が増えて、益々運送業の業務が忙しくなっています。

最近では、高齢化によって、スーパーでの買い物も即日配達が可能となり、
重たい荷物を持てないことや、店に寄らずに注文ができ配達してくれる便利さで
小口配送は増えています。