物流あれこれ

2021年11月08日

今いる社員をプロとして育てる(企業内大学)

 「人材育成は環境変化に対応できているか?」
・対応できていない、対応策を検討又は実施(62.3%)
・対応できていないので見直しが必要(36.5%)
・対応できている(7.1%)
・現状の把握・分析ができていない(4.1%)

1.今、企業内大学は、大手企業が続々と導入。
  ①企業内大学は、大手企業で続々と導入している人材育成の新たな手法です。
  ②今までの社員教育を違って、企業が一方的に行うのではなく、社員自身が受講したいと
   自発的に声をあげなければ実施されません。
  ③社員と会社が手を取り合って企業内大学を開設することで双方に大きなメリットが生まれます。

2.一般的な社員教育との違い
  ①社員研修は、業務上必要とされるスキルを身につけさせるために行われています。
   コンプライアンス研修、BCP研修、安全研修、品質トラブル研修等。
  ②一方、企業内大学は社員の「学びたい」「成長したい」の意欲に企業が応えるもので、
   社員の能動的な学習とキヤリアアップを目指しています。「何を学ぶか」「どのように成長したいか」と
   言った社員の個人毎に選ぶことで内容が多様化する意味で従来の社員教育を異なります。
  ③研修内容は、ボトムアップ型であり、社員が「この内容を学びたい」

3.中小企業における「企業内大学」の考え方は、「大手だからできる」「日々の業務が忙しくて」
  「残業になるから」などの考え方が主流です。最小から無理な理由を探して前に進みことができません。
  有名な「いつやるのですか」「今でしょう」は中小企業にとって大事なポイントではないでしょうか。

・2020年における非正規社員は2,090万人、雇用者全体5,620万人に占める割合は
 37.2%でコロナ禍に影響もあり非正規社員の数は増加傾向です。

・内容をみてみると正規の仕事につけなくて仕方なくは男性の2割・女性は1割近く。

・非正規社員の雇用形態についた主な理由(男性29.9%、女性31.5%)
  ◎自分の都合のよい時間に働きたい(男性12.4%、女性23.1%)
  ◎正規の社員の仕事がない(男性18%、女性8.6%)

・家計の補助・学費などを得たい(男性12.4%、女性23.1%)
  ◎家事・育児・介護などと両立しやすい(男性1.1%、女性16.9%)

・男女別の比率で見れば、男性は「正規社員の仕事がない」女性は「家計の補助・家事・育児」が
 大きな要因となっている。

・転職の希望者は、非正規社員2,090万人の内、390万人(18.7%)2割近い人が転職を望んでいる。

・これから先、少子高齢化・働き手不足はより深刻な問題になり、日本の企業に取って対応策が必要です。

・近年、「働き方改革」で、「同一賃金・同一労働」や無期転換の促進、社会保険の加入対象の拡大など、
 非正規社員の処遇改善の方向に向かっています。